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[素材解説①ケース素材編]時計の素材。色々あるけど、どう違うの?そんな疑問にお応えします!「ゼニスブティック大阪」

[素材解説①ケース素材編]時計の素材。色々あるけど、どう違うの?そんな疑問にお応えします!「ゼニスブティック大阪」 - その他 |ZENITH_SPECTRUM_COLORS2-1

皆様こんにちは。いつもゼニスブティック大阪のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日はゼニスの時計に使用されている「素材」についてご紹介いたします。
ステンレススチールゴールドなどは一般的なので、何となくどういったものなのか想像はつくと思うのですが、近年新しく登場してきているチタンセラミックなどはまだまだ馴染みが無いかと思います。今回はそんな素材についてのお話になります。

ゼニスの時計に使われている素材にはどんなものがあるのでしょうか。まとめてみましょう。

ケース素材として

現在ゼニスの時計に使用されている主な外装の素材としては以下の物が挙げられます。

  • ステンレススチール
  • ゴールド
  • ブロンズ
  • チタン
  • セラミック
  • サファイアクリスタル

これらの素材は主にケース本体であったり、風防ガラスや裏蓋などの外装部分に使用されています。
1つずつ特徴を見ていきましょう。

ステンレススチール

ステンレススチール(Stainless Steel)は、その名の通り錆びない鉄と呼ばれる金属になります。
仕組みとしては、表面に非常に薄い酸化被膜に覆われているため、周囲の物質などと化学反応を起こしにくくなっています。そのため錆びにくい素材として腕時計のケースとして最も多く普及しています。
一般にステンレススチールと言っても、様々な種類があります。ゼニスでは高級時計によくみられる「316L」と呼ばれる種類のステンレスを使用しています。医療用メスに使われている316ステンレスより炭素の含有量を減らして更に錆びにくくした高級ステンレス素材になります。

ゴールド

ゴールドはいわゆる金の事で、基本的に時計の素材としては18Kの金素材であることが多くなっています。これは、純度100%の金だとやわらかいので工業的な特性上、強度を確保するために残り25%を強度確保のための素材を混ぜ合わせています。その混ぜ物によって、ホワイトゴールドイエローゴールドローズゴールド等の様々なカラーのゴールドが生まれています。

ブロンズ

ブロンズは青銅のことを指し、加工性に優れ昔から人々の生活を支えてきました。特性としては赤みがかった非鉄性金属で、耐食性があり磁気に対しても耐性を持ち、金と同じ光沢をもちます。強度は鉄などには及びませんが、銅合金としての青銅はある程度の強度もあり、一時代を築き上げた歴史もあります。経年変化をするため、時計のケースとしては珍しく、その独特な風合いを楽しむ素材とも言えます。

チタン

チタンはステンレススチールの約60%程の重量で、強度もステンレスの10倍以上もあります。さらには耐腐食性も強く、人肌に対してのアレルギー反応もほとんどないまさに夢の様な素材です。しかしながら、非常に硬いために加工が困難を極めます。そのため普及には数十年もの年同月がかかりましたが、ゼニスでは持ち前の加工技術の高さを生かしていち早くレギュラーモデルに取り入れてきました。
大きく分けて、純チタンのグレード2とチタン合金のグレード5のチタンが使われます。純チタンに比べチタン合金は更に硬さがあり加工が難しくなります。その分、純チタンに比べ、傷もつきにくく、耐食性も上がり素材としてより洗練されています。ゼニスではグレード5のチタン合金を採用しています。

セラミック

セラミックは上記のような金属素材とは異なり、焼き物の一種とも呼べる人工的な化合物になります。
ダイヤモンドやサファイアに次ぐ硬さを誇り、滅多なことでは傷がつかないことが最大の特徴です。傷が殆どつかない反面、強い衝撃を受けると割れてしまうと言った特徴もあります。時計の素材としては、ベゼルなどのワンポイントに使用されたり、全ての外装部分をセラミック製にするフルセラミックなどがあります。非常に加工が難しく、加工コストも莫大になるのが難点です。
最近ではブラックだけでなく、ブルーやグリーン、ホワイトと言った様々なカラーのセラミックが登場しています。

カーボンとは炭素の事です。この素材はステンレススチールと比べ、非常に軽くおよそ22%ほどの比重で引っ張り強度に関しては10倍ほどと頑丈な素材です。金属ではないので、アレルギー反応も起こさず熱膨張にも非常に強いので外装素材としてこちらも最適であるといえます。近年では炭素繊維の混ぜ物にカラーをつけたり、蓄光塗料などを添加してより見た目のランダム性をより楽しめるものも登場しています。

サファイアクリスタル

人工的に作られたサファイアと同じ構造体を持つ単結晶で、いわゆる人工サファイアです。モース硬度あ9を示し、これに傷をつけられるのはモース硬度10のダイアモンドのみと、傷に対して非常に強く、さらには透過率が非常に高いため時計としてはガラス部分に使われてきました。加工するためにはダイアモンドが必要になり、金属とは違い、傷には強いが衝撃には弱いといった特徴から加工コストがかかりすぎてしまう難点もあります。
しかしながら、ゼニスは卓越した技術を生かして一部のモデルにケース本体をサファイアクリスタルで成形したものも存在します。

“TIME TO REACH YOUR STAR”

以上がゼニスで広く使われている時計のケース素材についてでした。たくさんの時計がある中で、見た目の部分に大きく関わってくるケース素材は時計選びには欠かせない知識の一つとなってきます。
是非店頭にて様々な素材の時計をお手に取り、比べてみてください。

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