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月を”もぎとる” ムーンフェイズを文字盤に… 「エリート ウルトラ シン レディ」

時計職人は詩人でもあります。タイムピースに月の光を滑り込ませる方法を見つけました。

しかし、いったいなぜ腕時計に月を…?

本日は、このもっとも「何のためにあるのか判らない」と言われるムーンフェイズのご紹介。

小窓から顔を覗かせる月の姿はエレガントであり、またユニークでもあります。それがためにファッション的な意味合いに注目され、流行したりしますが、その意味合いに考える人は少ないようです。確かに現代は月の形がどうであろうと関係ない時代なのかもしれませんが、この機構はなかなか優雅な意味を持ち、また現在においても実用的な使い方がなくはありません。

ムーンフェイズが表しているのは月の位相、つまり見かけです。月は29.53059日でワンサイクル、つまり全く見えない新月の日から次第に大きく見えるようになっていき、満月をピークにまた小さくなりはじめ、この日数で元に戻ることになります。ちなみに大昔の太陰暦は月の位相と太陽とはリンクしていなくそのため同じ月で季節がずれるという弊害があり、特に”農業”には問題がありました。このため、現在の太陽暦へ変わって行ったわけでしたが、太陽暦は季節と月が一致しているため、”農業”には都合が良かったのです。しかし、都合が悪いのは潮汐です。潮汐は農業と並んで人間に重要な産業である”漁業”に関係します。潮汐の基本原理は割愛させてもらうとして、大潮、小潮は海に関連した生活をする人間にとって、非常に重要な要素になります。大潮の時に通れる船が、小潮の時にはロック(座礁)することも考えられます。時には人間の生命に関わる必要な知識です。また、釣りをする人にならば、大潮、小潮によって魚の居場所は変わります。そして、この大潮、小潮は月の位相と関連があり、新月と満月の時には大潮であり、半月の時が小潮であります。ムーンフェイズの時計はこの関係を腕時計の上で表示するということです。

では、月そのものを見ればいいじゃないかと思われる方も少なくないと思いますが、月は気まぐれです…
月は曇りや雨の日には見えなく、視界が良好の条件付きなのです。昔においてはまさに実用的な意味があったのです。現在の漁師や、ヨット乗りの方は現在では簡単に手に入る潮汐表を利用するのが通例ですが、それでも腕時計にその機能があるのは便利ですね。

実用的な意味を除いても、月の満ち欠けは昔の人にとって神秘的な出来事です。
満月の日の狼男の話など、また今でも交通事故が多いという人もいます。科学的な裏付けがあるわけではありませんが、海がそうであると同様に、身体のほとんどが水分である人間に、影響がないはずがないというわけです。

だから、時計職人は私たちの生活やまた気分にも影響を及ぼすであろうこの月の位相を”もぎとり”、そしてその動きを再現しようと頭を悩ませたのですね。

そんなムーンフェイズに思いを馳せると、また新しい見え方もできてきますよね🎵
ゼニスの「エリート ウルトラ シン レディ」は直径36mmの超薄型ケースは、簡単にムーンフェイズを調整することができるリューズを備えています。

ダイヤモンドセッティングが取り巻くシンプルな文字盤はホワイトのマザー・オブ・パールがきらめき、散りばめた星を背景にしたブルーのムーンディスクが存在感を示します。

男性から女性へのプレゼントも素敵です!ぜひ気になる方は店頭でご覧ください。

品番:16.2320.692/80.C714
ケース径:36mm
防水:5気圧防水
価格:918,000円(税込)

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