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挑戦とこだわりを重んじるブランド“ゼニスが誇る最速ムーブメント”1秒に100回動く!エル・プリメロ21を徹底解説

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こんにちは!
いつもゼニスブティック大阪のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
今日は、ゼニスの時計内部入っている最速ムーブメントについてお話いたします。
ゼニスは創業当初から“精度”にこだわり続けてきたブランドで、現在では「毎時36万振動」という、ちょっと聞き馴染みはないかもしれませんが、実はすごい技術で時計作りを行っています。
“エル・プリメロ21”はいったい何がすごいのか?すごさをわかりやすくご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。


「振動数」ってなに?

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まずはご説明する際に重要なワードは“振動数”です。

時計の中には「テンプ」というパーツがあります。
これは、ブランコのように左右に揺れて、時間を刻む、時計の心臓部分です。
このテンプが1秒間に何回動くかを表すのが、「振動数(しんどうすう)」となります。
一般的に多い振動数は「毎時2万8800振動」=1秒間に8回動くものが採用されています。


ゼニスはなんと「1秒間に100回」

今日の主役!!ゼニスが誇る最速ムーブメント「エル・プリメロ21」は、テンプが1秒間に100回=毎時36万振動という、とんでもないスピードで動きます。これが“毎時36万振動”の正体です。


なぜそんなに速いの?

ゼニスは、「機械式で1/100秒を測れるクロノグラフ(ストップウォッチ機能)」を実現させました。

通常クロノグラフ時計だと…
60秒で針が1周します。(1秒、2秒、3秒を計測します。)

エル・プリメロ21は…
針が1秒で文字盤を1周する、高速回転です。
つまり、0.01秒単位の計測ができるんです。


なぜ他の時計ではできないの?

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実は、テンプをここまで速く動かすと、普通の時計は壊れてしまいます
高速なあまり、摩耗(こすれて削れる)、熱(高速で動くと温度が上がる)、潤滑油がすぐに劣化するといった問題が出るからです。

ゼニスはこれをクリアするために、2つの対策をしております。
1.シリコンやカーボン製のパーツを採用しています。
素材を変えることで、摩耗、熱、潤滑油の消耗を克服しました。

2. 2つのムーブメントを搭載しています。(時計用とクロノグラフ用)
時計のムーブメントは3万6000振動、クロノグラフは36万振動と分けることでパワーリザーブを確保しています。この画期的な設計を採用しているからこそなせる業です。


ゼニスは常に「挑戦」を忘れない

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ゼニスは1969年に「毎時36,000振動(5Hz)」の高精度ムーブメントを発表し、時計史に名を刻みました。それから、次なる挑戦として生まれたのが、「1秒間に100回動く」=毎時36万振動のエル・プリメロ21です。

これは単なる機能ではなく、機械式時計の限界に挑んだゼニスの挑戦とこだわりの証でもあると思います。
是非店頭で実際の動きをご覧いただければ、さらなる感動を感じていただけるはずです。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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