ゼニスの英雄“シャルル・ベルモ”氏をご存知ですか?
皆様こんにちは!本日はゼニスの英雄と呼ばれている「シャルル ・ベルモ」氏についてスイスの漫画家コゼ氏による漫画を交えてご紹介したいと思います♪
1865年、ジョルジュ・ファーブル=ジャコはスイス ル・ロックルで時計ムーブメントの工房を立ち上げました。
そして1969年、ゼニスは世界初の自動巻クロノグラフムーブメント「エル・プリメロ」を発表しました。
真の技術革命である自動巻クロノグラフ「エル・プリメロ」は、瞬く間に20世紀のアイコンとなりました。
しかし時代は変わり、クォーツショックの波が世界の隅々まで押し寄せ、機械式ムーブメントは居場所を失いました。
1971年、勢いを失ったゼニスはシカゴに本社を置く、その名も同じゼニスラジオ社に買収されてしまいます。
1975年、この年に機械式時計の製造が全面的に終了しました。
しかし全員がその決定に賛成したわけではありませんでした。工房長のシャルル・ベルモは、機械式時計が再び脚光を浴びる日が来るという信念を捨てることはありませんでした。
シャルル・ベルモは自分の仕事人生を掛け、会社の経営陣に直接手紙を書き反対を唱えました。機械式時計の危機は一時的なものだと訴えたのです。
ですが返信はなく、それから程なくして上司から「機械式時計の工具や金型、機械式時計関わるすべてのパーツを破棄せよ」との命令が降りました。
しかしシャルル・ベルモは諦めませんでした。その夜から、誰にも何も言わず、機械や工具を一つずつ、自分の手で工房内の屋根裏部屋に隠したのです。
時計の製造工程をすべて自分のノートに記録し、今や見捨てられた自動巻クロノグラフの製図や仕様書を分別しファイルしました。
そしてエル・プリメロは、その美しい精密機構とともに忘れられ、すべての工房ではクォーツ時計が作られるようになりました。
ですが1982年に予測もしなかった転機が訪れます。
エベルとロレックスがエル・プリメロに興味を持ち、自社のモデルに採用したいと言ってきたのです。
ゼニスは製造再開を検討しましたが、すべてを破棄しているためその困難はとても克服不可能で、費用は天文学数字に上ると予測されました。
そしてついにシャルル・ベルモが口を開きました。秘密を明らかにし、屋根裏部屋に隠されていた大切な品々が日の目を見ることができたのです。
シャルル・ベルモによって10年近い長い眠りから目覚めたエル・プリメロは現在もゼニスとともに進化を続けています。
いかがでしたか?今もエル・プリメロが稼働し続けているのはシャルル・ベルモ氏のおかげと言っても過言ではありません!
コゼ氏が描く独創的なタッチの漫画は、ゼニスブティック大阪でお配りしておりますので、ぜひお立ち寄りくださいませ。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
“TIME TO REACH YOUR STAR”
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