ゼニス】腕時計はここからスタートした!?(パイロットオートマティック、パイロットフライバッククロノグラフ)~ゼニスブティック大阪

こんにちは。
いつもゼニスブティック大阪のブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
本日は、ゼニスの中で最も古いコレクション『PILOT』についてご紹介いたします。
パイロットウォッチの起源は、航空の黎明期に遡ります。航空機の操縦がより複雑で精密な技術を要求するようになった時代に、パイロットたちが時間の正確な把握を必要としたことが背景にあります。

1900年代初頭はまさに『大航空時代』多くのロマンあふれる人々が空に向けて野望を抱く時代となっていきます。
1904年 – ゼニスの最初のパイロットウォッチ

ゼニスが初めてパイロットウォッチを製造したのは1904年で、ライト兄弟が初めて空を飛んだのが1903年ですの、翌年ということでかなり早いスタートであることがわかっていただけるかと思います。
この初期のモデルは、飛行中に時間を簡単に確認できるように設計されたもので、視認性が高く、操作しやすいデザインが特徴でした。
ちなみにこちらの数字は何の数字でしょうか?
1回目: 12秒、約36.5m
2回目: 12秒、約53.3m
3回目: 15秒、約60.9m
4回目: 59秒、約259.6m
こちらはライト兄弟が初の有人飛行の際に計測されたものとなります。
ご覧いただいても飛行時間は最長でも1分余りと、視認性を重視しなければいけないことが伝わる数値ですね。
まだこの時代は、空中で時計を使用する際に懐中時計を使うことが多かったため、ゼニスは腕時計のパイロット用モデルを開発することで、この不便を解消しようとしました。

この時計は、非常に視認性の高い大きな文字盤と、太い針を備え、夜間でも見やすいように発光インデックスも施されていました。これにより、パイロットは空中でも安全に時間を確認できるようになり、航空機の操作に集中できるようになりました。
2. 1910年代 – ゼニスの航空技術と提携

大きなダイヤル
パイロットが飛行中に素早く時刻を確認できるよう、大きくて視認性の高いダイヤルが採用されていました。これにより、飛行中の振動や乱れた環境でも時刻を素早く読み取ることができました。
読みやすいインデックス
時間をすばやく読むために、数字やインデックスは大きく、クリアにデザインされていました。アラビア数字やしっかりとした目盛りが特徴的です。

ゼニスの先進的な部分といたしましては、この1910年代に「クロノグラフ」機能を搭載したパイロットウォッチをスタートしています。これにより、パイロットは計測や飛行時間の快速が容易になりました。
ゼニスは、20世紀初頭から航空業界と密接に関わり、特に第一次世界大戦時に多くのパイロットがゼニスの時計を使用しました。
航空業界とさらに密接に関わりを持ちました。この時期、ゼニスは航空機のパイロットに時計を供給するだけでなく、航空機の計器にも参入していきます。
ゼニスは航空機の発展と共に精度と耐久性を追求し、時代のニーズに応えるために時計を作成してきました。
特に、航空技術の進歩は目覚ましく、飛行中の時間計測の需要が高まりその精度は一気に向上させていきました。
3. 1930年代 – ゼニス パイロットウォッチの進化

1930年代にもパイロットウォッチのデザインと性能を進化させ続けました。
この時期、ゼニスは耐衝撃性や防水性を強化した時計を開発し、より過酷な飛行環境に適応できるようにしました。
これにより、ゼニスのパイロットウォッチは、商業航空機や軍用機のパイロットによって使用されることが多くなりました。
特に、ゼニスはその高精度のムーブメントで知られ、飛行中の時間計測において信頼性が求められるパイロットたちに愛されました。この時期、ゼニスは多くの航空会社や軍に時計を供給し、航空業界での評判を築きました。
4. 第二次世界大戦 – 軍用パイロットウォッチ

第二次世界大戦中、ゼニスのパイロットウォッチはさらにその耐久性と精度が試されることになりました。特にゼニス タイプ 20(Zenith Type 20)という軍用モデルが重要な役割を果たしました。
この時計は、フランス空軍をはじめとする多くの軍に採用され、戦争中の厳しい環境下でも非常に信頼されました。
ゼニス タイプ 20は、大きな文字盤、太い針、高い視認性に加え、耐衝撃性や耐磁性などの性能が強化されており、これにより航空機のパイロットたちは空中でのミッション中でも正確な時間を把握することができました。
5. ゼニスの現行パイロットウォッチの特徴
ゼニスのパイロットウォッチは、伝統的なパイロットウォッチの特徴でもある、視認性、精度、耐久性を継承しながらも、新時代を見据えたパイロットウォッチへの進化しています。
品番 03.4000.3620/21.I001
価格 ¥1,067,000 (税込)
品番 03.4000.3652/21.I001
価格 ¥1,617,000 (税込)
まとめ
ゼニスのパイロットウォッチは、1904年にその最初のモデルが登場して以来、航空業界との密接な関係を築きながら進化を続けてきました。
ゼニスの時計は、パイロットの要求に応えるために常に精度、視認性、耐久性を追求してきた歴史を持ち、現在でもその伝統を引き継いだパイロットウォッチを是非店頭でご覧くださいませ。