エル・プリメロとは?何がすごい?【ゼニスブティック大阪】
こんにちは。いつもゼニスブティック大阪のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日は改めてゼニスを有名にした名機『エル・プリメロ』についてご紹介いたします。
世界で最も有名なムーブメントといっても過言ではなく、多くのお客様が時計を探す場合にこのブランドのこのコレクションがいいかな。。。?などブランドやコレクションを探すなか、『エル・プリメロ』はその優秀さから、時計好きの中には『エル・プリメロ』が搭載されているモデルを探す人がいるぐらいの『伝説的なムーブメント』です。ここまで有名な自社ムーブメントは過去にも現在にも存在しておりません。
今回はその『エル・プリメロ』はなぜそこまで評価されるのか?を中心にお話させていただきたいと思います。
是非、最後までご覧ください。
まずは、『エル・プリメロ』とは?というところからです。
エルプリメロは、ゼニスが開発した世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントです。
発表されたのは、1969年1月10日ですので約54年の歴史があり、名前の由来は人造言語のエスペラント語で「第1の」という意味を持ち、その名のとおり業界でも屈指の性能を誇るムーブメントとなります。
『エル・プリメロ』が持っている歴史も魅力の一つです。その歴史を語る中で主人公になるのが当時の工房責任者でもあった、シャルル・ベルモ氏です。
1969年に『エル・プリメロ』が発売されてから間もなく、クォーツ時計の時代を迎えることとなり機械式時計の業界は衰退していきます。その中ゼニスもその煽りを受け1975年にはエルプリメロの生産中止を決定しました。他の会社に情報が漏れないように、会社からは『エル・プリメロ』に関する資料や工具を破棄する指示が出されました。しかし、シャルル・べルモ氏はこの素晴らしいムーブメントを途絶えさせてはいけないという一心でその指示に従わず、こっそりと『エル・プリメロ』に関するすべてを工房の屋根裏部屋に隠しました。
その後、間もなくして機械式時計が見直されゼニスももう一度機械式時計作成に向け進むこととなります。しかしながら、機械式に関する情報を破棄してしまったこともあり、頭をかかける状態となりました。そんなときにシャルル・ベルモ氏が、資料を開示することで1984年に再度復活しました。
最後の魅力はにムーブメント自体の驚異的なスペックです。
『エル・プリメロ』が数あるクロノグラフムーブメントのなかでも世界最高峰だと呼ばれている理由は、他を寄せつけないほどのスペックを誇っていたからでした。
当時では敵なしのパワーリザーブ時間が長さ、ハイバートだから実現ができるクロノグラフの計測精度の向上が挙げられます。パワーリザーブ時間は当時としてはかなり長い約50時間で、丸2日腕時計を着用しなくても問題なく稼働し続けました。振動数は毎秒10振動を達成したことで、10分の1秒単位での計測が可能になっています。
『エル・プリメロ』はこうした素晴らしい性能の数々によって人気を保ち続けています。
時計のモデル自体が50周年を迎えるのは珍しくありませんが、進化するはずのムーブメントがこれほど長期にわたって評価されているのは極めて異例なことで、長期間にわたって評価されているという事実が、いかにエルプリメロが素晴らしいスペックを誇っているかの証となっています。
是非皆様も一生には一度ゼニスの『エル・プリメロ』を手に入れてみませんか?
心よりご来店をお待ちしております。
“TIME TO REACH YOUR STAR”
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