影の名を冠したモデル『クロノマスター リバイバル シャドウ』
こんにちは。いつもゼニスブティック大阪のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日は、グレーとブラックのコントラストが魅力の『クロノマスター リバイバル シャドウ』をご紹介いたします。
こちらのモデルは2019年にエルプリメロを隠していた屋根裏から見つかったという面白いエピソードを持っている一本です。
屋根裏?あまりにも時計愛好家の中では有名な逸話で多くの方がご存じであるかもしれませんが、改めて簡単にご説明いたします。
その逸話の主人公はシャルル・ベルモという時計職人です。
約50年前に世界初の自動巻きクロノグラフムーブメント「エル・プリメロ」の誕生と同時期に起こったクォーツショックにより、ゼニス経営陣は「エル・プリメロ」の生産を中止するという決定を下し、エル・プリメロに関するすべてを破棄する予定でした。しかし、そこで立ち上がったのが時計職人だったシャルル・ベルモ氏でした。
シャルル・ベルモ氏は会社に逆らい、将来いつの日か、ゼニスがこの素晴らしいムーブメントを再び製造する日がくるよう願い、すべてのエル・プリメロ ムーブメントの部品と技術計画書などを集め、ゼニス工房の屋根裏部屋に隠しました。約10年後に製造が再開されましたが、本来破棄される予定だった「エル・プリメロ」が現在も残っているのは一人の時計職人の行動によるものっだったというお話です。
こちらの時計は、2019年エル・プリメロ クロノグラフキャリバー誕生50 周年の始まりを機に壁に守られた秘密の屋根裏部屋の中を見て回ったところ、シャルル・ベルモ氏が隠していた数えきれないほどの資料の中に、1970 年代初頭以来誰も見たことがなかった”ブラッククロノグラフのオリジナルプロトタイプ”が入っていたのです。その幻の時計にインスピレーションを受け誕生したのが、『クロノマスター リバイバル シャドウ』というわけです。
1970年当時は表面にブラックコーティングを施したステンレススチールが使われていましたが、今回はマイクロブラスト仕上げのチタンを採用しています。コーティングではなく、全体的にマット仕上げを施すことで傷が目立ちにくく、チタンの軽量感と質感を楽しめる仕様となっています。
影のようなブラック調で統一され、影のような存在だったプロトタイプの時計が現代に甦りました。秘密の屋根裏から現れた『クロノマスター リバイバルシャドウ』を是非店頭でご覧くださいませ。
心よりご来店をお待ちしております。
“TIME TO REACH YOUR STAR”
クロノマスター リバイバル シャドウ
品番:97.T384.4061/21.C822
ケース径:37mm
ムーブメント:ゼニス自社製自動巻きムーブメント(エル・プリメロ 4061)
素材:コーデュラ調ラバーストラップ
防水:5気圧防水
価格:¥1,144,000(税込)
※2023年5月時点での価格です。
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