【初心者向け】腕時計を長持ちさせる日常ケアの基本~ゼニスブティック大阪
こんにちは。いつもゼニスブティック大阪のブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
腕時計は、日常生活において時間を確認するだけでなく、ファッションや個性を表現する重要なアイテムでもあります。
その美しさや機能を長く保つためには、日々のケアが欠かせません。
今年も残りわずか、新年はリフレッシュした時計で迎えませんか?
そこで今回は、お客様自身で簡単にできる日常的な腕時計のケア方法をご紹介します。
1. 日常的に行う基本のケア
使った後は「拭く」
腕時計は日中、肌に触れることで汗や皮脂が付着します。
この汚れをそのままにしておくと、金属部分の腐食や革バンドの劣化につながります。
- 方法: 柔らかい布やマイクロファイバークロスを使い、時計全体を軽く拭き取ります。皮脂、汗が付着したままだと錆びの原因になります。これだけで時計を清潔に保つことができます。
水や汗に注意する
防水時計でも、水分が付いている状態だとダメージを受ける場合があります。特に、海水や汗をかく運動をした後は注意が必要です。
時計の防水性はゴムのパッキンを使用して保たれています。パッキンが劣化することで防水性が損なわれてしまいます。
- 防水時計の場合: 使用後は流水で洗い、柔らかい布で水分をしっかり拭き取ります。
- 非防水時計の場合: 汗が付着した場合は乾いた布で拭いてください。
2. バンドごとのお手入れ方法
メタルバンドの場合
メタルバンドは汚れが目立ちにくいですが、細かい隙間に汗や埃が溜まりやすいです。そのままにしてしまうと、動きに不具合が出たり、錆の原因になります。
- ケア方法:
- 柔らかいブラシ(歯ブラシでもOK)に水を付けて汚れを軽くブラッシングします。
- 防水時計なら水洗いし、乾いた布で水分を拭き取ります。
- ブラッシング後にクロスで水分がなくなるまで拭き取ります。水分を残した状態だと錆の原因となります。
※こちらはステンレス素材の場合です。ゴールドの場合はキズの原因になります。注意しましょう。
レザーバンドの場合
レザーバンドは汗や水分を吸いやすく、放置するとひび割れの原因になります。1年でダメになるケースも多く見受けられます。
- ケア方法:
- 乾いた布で表面の汚れを拭き取ります。
- 月に1度、革用クリームを薄く塗り、柔らかい布で馴染ませます。
- 夏の汗をかくシーズンは使用を控える。
ラバーバンドの場合
ラバーバンドは耐水性が高い一方で、皮脂汚れが付きやすい素材です。扱いやすい素材でもありますので暑い季節はお勧めです。
- ケア方法:
- 中性洗剤を含ませたぬるま湯で優しく洗います。
- 水でしっかり洗い流し、乾いた布で水気を取ります。
3. 時計本体の保護ポイント
ガラス部分の傷を防ぐ
時計を置くときは、必ずガラス面を上に向けて置きましょう。
硬い面に接触すると傷の原因になります。また、収納時には柔らかいケースやクロスで包むとさらに安心です。
最近の時計は、サファイクリスタルガラスを使用しているのでガラスの直接傷が入ることは稀です。しかしながら、ガラス表面に施されたコーティングが剥がれ傷のように見えることが多いです。再コーティングは出来ないので注意しましょう。
4. 保管時の注意点
磁気の影響を避ける
スマートフォンやスピーカーなど、強い磁場を持つ機器の近くに時計を置かないようにしましょう。
磁気は時計の精度に影響を与える可能性があります。
最近は帯磁性が高い時計も多く販売されています。日常生活で時計に磁気が入ってしまった場合は、店頭で磁気を取り除くことも出来ますので、お気軽にご相談ください。
適切な場所での保管
湿気や温度変化が少ない場所に保管することが大切です。専用の時計ケースがあれば、衝撃からも守ることができます。
5. 注意点
日常的なケアでは、時計の内部機構には手を触れないようにしましょう。
内部の不具合が疑われる場合は、必ず相談してください。
まとめ
腕時計の日常ケアは、特別な道具を使わずに簡単に行うことができます。
毎日のひと手間で、時計を清潔に長くご愛用できるようになります。
機械式時計は何百というパーツで構成されている【精密機器】でもあります。現在の時計の耐衝撃性は大幅に向上しているものの精密であることには変わりありません。是非、大切に使用いただければ幸いです。