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ゼニスの技術の結晶!スイス時計発祥の地で生まれた世界に誇る究極のクロノグラフを徹底解説!「デファイ エクストリーム ダブルトゥールビヨン~ゼニスブティック大阪」

ゼニスの技術の結晶!スイス時計発祥の地で生まれた世界に誇る究極のクロノグラフを徹底解説!「デファイ エクストリーム ダブルトゥールビヨン~ゼニスブティック大阪」 - DEFY |20240608_153425-1

皆様こんにちは。いつもゼニスブティック大阪のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日はスイス時計発祥の地「ル・ロックル」で生まれた世界最高峰の機械式クロノグラフ「デファイエクストリームダブルトゥールビヨン」をご紹介いたします!

クロノグラフとは

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まず初めに、クロノグラフとはいったい何なのか。こちらの大前提を解説していきます。
クロノグラフ(Chronograph)とは、ギリシャ語で時を意味するChronosと記すことを意味するGraphosの造語です。
基本的には2時位置にあるプッシュボタンと4時位置にあるプッシュボタンを用いてスタート、ストップ、リセットの操作を行い任意の時間を計測する機能になります。
クロノグラフは非常に複雑で、設計、組み立てにも大きなコストがかかり高価な腕時計ではあります。各メーカーがこぞって独自性を謳い、最も人気のある花形の機械式時計の機構であると言えます。

トゥールビヨンとは

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次にトゥールビヨンとは何なのかを解説します。トゥールビヨンとはフランス語で渦(Tourbillon)を意味する言葉で、機械式時計の中でも特に複雑で世界三大機構のひとつとされています。
本来、機械式時計には重力の影響をうけて精度が乱れる(時計の向きによって精度が変わってしまう)と言った弱点がありますが、トゥールビヨンはその弱点を克服するために生まれてきました。
時計の心臓部であるテンプは、少なからず重力の影響を受けて垂れ下がる様になっています。トゥールビヨンでは、その解決方法として、テンプ自体を回転させることで時計の受ける重力の方向を分散させます。それにより、重力から受ける影響を平均化させることに成功したのです。

デファイ エクストリームとは

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デファイは挑戦するという意味を持ち、1969年にコレクションが誕生しました。古い文献では1900年頃からその記述があり、ゼニスは常に挑戦者であり続けていることが伺えます。エクストリームはその極みに至るシリーズです。多重構造からなるケースの独自性が目を惹く大型の時計で、八角形のケースに十二角形のベゼルが印象的です。これは初代デファイの意匠を受け継いでいて、高い防水性と堅牢性を誇り、外部からのあらゆる衝撃に対して複雑な機械式ムーブメントを守ります。

特殊な設計の比類なきクロノグラフ

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クロノグラフには設計方式がいくつかに分類できますが、このデファイエクストリームダブルトゥールビヨンでは、従来の設計のクロノグラフとは全く異なる新しいアプローチで作られたクロノグラフです。
通常のクロノグラフは、スタートボタンを押すことで稼働中の時計部にクロノグラフ部分が連結し、そこからエネルギーを貰って連動します。しかし、エルプリメロ21では全く異なるアプローチでクロノグラフを稼働させます。
ひとつのムーブメント内に独立したふたつのムーブメントが存在している状態なのです。つまり、ゼンマイやテンプ等の機構がふたつ分入っていて、それぞれ時計を稼働させる部分とクロノグラフを稼働させる部分に分かれています。
2時位置のスタートボタンを押すと、10時位置のクロノグラフ側のトゥールビヨンが高速で回転を始め、クロノグラフとして計時を行います。クロノグラフ稼働時に時計稼働用のテンプとは別のテンプを稼働させることで、従来のクロノグラフの弱点でもあったクロノグラフ稼働時のゼンマイへの負担が大きくなり精度が乱れてしまう問題を完全に解決しました。
更には振動数の異なるテンプを稼働させることにより、時計本体は毎秒10振動の高振動、クロノグラフ部分は毎秒100振動の超高振動を実現しました。

エル・プリメロは究極の自動巻きクロノグラフ

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1969年1月10日に発表された世界で初めての自動巻きクロノグラフであるエル・プリメロは当時文字通り世界最高のクロノグラフでした。
1965年で創業100周年を迎えるゼニスは、世界で初めての自動巻きクロノグラフを発表しようと開発自体には成功していました。しかしながら、革新的なものが好きなゼニスにとって、自動巻きを付けただけでは満足できなかったのです。当時既にニューシャテルの天文台コンクールにて、世界で最も高精度な時計を製造し、頂点に君臨していたゼニスの超高精度ムーブメント開発調整部門であるクロノメーター部門は、1968年のコンクールの開催終了を受けて、1962年より開発が進められていたエルプリメロの開発に加わります。
クロノメーター部門の合流はエルプリメロに文字通りの革命を起こし、単に自動巻きが付いたクロノグラフではなく、高振動化による超高精度、設計の合理化による見直し、高振動なのに当時の水準をはるかに上回る50時間パワーリザーブなど、世界最高のクロノグラフとして申し分ない伝説のムーブメントが完成したのです。
それから50年以上経過した現在でも、ゼニスの飽くなき探求心は究極のクロノグラフを求めて新しいエルプリメロ21を開発しました。エルプリメロ21では、1969年に開発されたエルプリメロとは設計も新たになり、設計の点では後継機ではないものの、ゼニスのエルプリメロが目指した究極のクロノグラフであるという点は受け継がれています。
ダブルトゥールビヨンでは、ゼニスがさらにその先に到達したことを示しています。究極の精度を誇るクロノグラフに世界三大複雑機構のひとつであるトゥールビヨンを加え、文字通り世界最高峰のクロノグラフなのです。

“TIME TO REACH YOUR STAR”

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ZENITH
デファイ エクストリーム ダブルトゥールビヨン
品番:12.9100.9020/78.I200
ケース径:45mm
ムーブメント:ゼニス自社製自動巻きムーブメント(エル・プリメロ9020)
ケース素材:カーボン&18Kローズゴールド

ベルト:ラバー、ベルクロストラップ2種
防水:200m防水
価格:¥10,758,000(税込)
※2024年6月時点での価格です

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